日西　ひがにし　―通信制大学とつれづれ― 秋雨前線、おそるべし

思いたって通信制大学に通うことにしました。卒業するころには、夢幻のごとくとなっているんでしょうかね……。

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秋雨前線、おそるべし

論文研究のために借りた資料を、
友人に返しに行きました。

帰りは九時を過ぎた頃、
夜の国道は次第に雨が強くなり、
ワイパーも弱から強へと
スイッチさせることに。

普段ならアレグレットのワイパーは
とてもうるさく感じるものの、
この日はやけに頼りなく、音さえ幽かに感じられ、
ガラスや屋根を叩く雨音に
押しつぶされてしまいそうになる始末。

普段は使わないのに
アレグロのワイパーがあればいいのに、と
今日ばかりは思う。

つねならば、夜のアスファルトは
黒々とあるだけなのに
この日ばかりは、きらきらと白く光る。

否、これは雨水だ。
道路が冠水して巨大な水溜りとなっているのだ。

窪地はさらにいけない。
タイヤの半分が水に沈む。

路肩にハザードを出して停まっている車は
単なる用事か、已んだのか。

あと家までは10分足らずだが……、
走るのをやめてショッピングモールで雨宿り。
いつものクセで地下駐車場に車を入れようとして、
あわてて止めました。

道路は冠水、走るのをやめた。
秋雨前線、おそるべし。
台風、今夜来るのか……。