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思いたって通信制大学に通うことにしました。 卒業するころには、夢幻のごとくとなっているんでしょうかね……。

   
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スクーリングのスピーチ原稿
先週のスクーリングでは
○○国際交流団体の職員になって、
日本語中級程度の外国人10人を含む
100人の前で約3分、
自分が行ったことのある場所について
スピーチし、オーディエンスに
行ってみたいと思わせてください
という課題がありました。

事前には、
「私のおすすめの場所」という
スピーチで使う絵原稿(A4)を用意せよということだったので、
「台北バス乗り方指南」のコラージュを用意していたんですが、
それでは「聴衆が行ってみたいと思わせる」のはできないと
判断し、急遽紹介地を「サムイェ」に変更しました。

一日目のスクーリングのあと、
図書館に行ってチベット寺院の写真集と
曼荼羅図鑑からコピーコピー。
蔵語文字はwikiからコピーしてステンシル。
(日本語ステンシル作るの忘れてた。)
そして二日目午前中に発表という流れでした。

スピーチ原稿ですが、ぴっちり読んで3分かかります。
実際にはこの2/3程度しか話していません。

外国人がいる設定のため、話す速度は遅め、
イメージを図示したり間を取る場合
話さない箇所を何箇所か考えていたのですが
それを全部抜いてきっかり3分でした。

アドリブ力強くて助かった。

ポイントは、
・摑みがっちり
・ギャグは必須
・サムイェの詳細は説明しない
で構成しました。

以下はスピーチ原稿全文です。

みなさん こんにちは。
○○国際交流団体 アジア支局の××です。
本日は物語の世界から抜けだしてきたかのような建物
アジア編ということで、
約三分、私の方からお話をさせていただきます。

皆さんは、曼荼羅をご存知ですか。
曼荼羅というのは仏が住んでいる世界を俯瞰、
つまり上から見たもの。
今風に言えば、仏の家周辺のGOOGLE MAP
それが曼荼羅なのです。

世界にはその曼荼羅を建物で再現した場所があります。
それが、今からお話しする「サムイェ」です。

ここの中心は桑耶寺というお寺です。
建物や塔は曼荼羅にみたてて建てられ、
お寺の敷地は正方形、関係者が住む一番外側の城壁は円形と、
全体が立体的な曼荼羅のようになっています。

そんなサムイェへはどう行けばいいのでしょう。
ツェタンという街へ向かうバスの運転手に
「サムイェ」に行きたいといってください。
三時間ほどバスに乗っていると
川のほとりで降りるよう言われるでしょう。
ここが「サムイェ」の入り口です。

ここからは渡し舟に乗るのですが、
人が集まるまでしばし休憩です。
古い木の船でヤンツァンポ川を渡り終わったら、
対岸で待っていたバスに乗り、道を進むことおよそ一時間、
金色の塔がみえてきたら、目的地は近いということです。

道は右に、左にカーブしたりしながら進みます。
そして、金の大きな塔が4つあることが次第に分かるでしょう。
城市全体が次第に分かるようになっていきますが、
西側から見ても、南側から見ても、
塔や他の建物が同じように見えるため、
方向感覚がなくなり不思議な感じになるかもしれません。
そして、城市の門をくぐれば、そこが「サムイェ」です。

「サムイェ」の行きかたはとても簡単。
早朝、ラサ バスターミナルから出るツェタン行きバスにのり、
運転手に「サムイェ」に行きたいと言えばいいのです。
あとは、流されるまま終点といわれるところで降りるだけ。

そうすれば、あなたは立体曼荼羅の世界に入ることができるのです。
異世界の体験はぜひあなた自身が「サムイェ」を訪れて感じてください。
ご清聴ありがとうございました。

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曼荼羅補足
このスピーチの中で
曼荼羅は、仏の家の地図のようなもの
といっておりますが、実は俯瞰図ではないのです。

上から右から左から……
立体的に描かれたもの、それが曼荼羅なのです。

そういうモノだと思って曼荼羅を見ていると、
胎蔵曼荼羅なんかは立体的に見えてきます。

と、本当はここまで入れたかったんだけど、
3分という時間制限のため割愛したよ。
時間が5分だったら話していたのにね~。
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