日西　ひがにし　―通信制大学とつれづれ― 花散る里の図書館へ

思いたって通信制大学に通うことにしました。卒業するころには、夢幻のごとくとなっているんでしょうかね……。

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花散る里の図書館へ

先週より日本文学のレポート作成のため、
追加資料を借りに図書館へ行きたいと思っていました。

しかし、ワタシの家から図書館へ行くには、
「桜の名所百選」に選ばれた公園のそばを
通らなければなりません。

花の盛りも人の波も一段落したことだし、
もう大丈夫……かな、ということで
図書館へ行くことに。

平日の昼間だというのに、公園へ行く
ひと群れふた群れの人たちがいました。

橋の上で原付を止めていると、
川を渡る風が花びらを運んできました。

風上に目を向けると、それでもまだ
花の残った桜の海が広がっていました。

図書館に着いてお目当ての棚を探したのですが、
出かける前に貸出の有無を確認していたにもかかわらず
お目当ての本がありません。

それでは、ということで
別の資料も当たってみたのですが、
これもしかるべき場所にありません。

ひょっとしたら、誰かが
同じ課題をやっていて、資料をキープしているのか？
そんな偶然あるのかな……？
そんなことを考えながら、
しばらく他の資料を漁っていましたが、
目をつけていた資料がどうしても捨てきれません。

端末で予約をしてまた来よう。

そして、気づいた。
「書庫」って……？

どうやらワタシが見たかった資料三冊は
書庫行きになっていたらしい。

前回図書館に来たときは開架にあったのですが、
それは確かに年度前。
本も盛りを過ぎて訪ねる人無し、ってことで
年度末の棚卸か何かで書庫に移動されたのでしょう。

書庫から本を請け出して、しげしげ眺めてみましたが
汚れてもなく、きれいなものでした。

本の命も短いものです。