日西　ひがにし　―通信制大学とつれづれ― 今年一年の振り返りと来年について

思いたって通信制大学に通うことにしました。卒業するころには、夢幻のごとくとなっているんでしょうかね……。

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今年一年の振り返りと来年について

今年一番大きな出来事は、
なんといっても卒業制作の提出です。
原稿用紙80枚程度の文章は
今までにも書いたことはありましたが、
ここまで「読み手」を意識して
書いたことはありませんでした。

つまり、
・面白ければいい。
・自分が書きたいことだけ書く。
・それこそ自己満足。
から脱却した文章ですね。

私の書いている文章は、
いわゆる歴史系の文章なのですが、
それまで書いてきたもののコンセプトは、
・シロートさんにもわかりやすく、
・ジャンルに興味を持ってもらい、
・同志と呼べる歴オタを増やす、
のが主目的でした。
そして、同志からの共感を得ることも
もちろん重要でしたね。

卒業制作でのコンセプトも、基本的には一緒で、
最終的には「自分の歴史観の布教」に他なりません。
ただし、今までに取り組んできたものとは規模が違いました。

今まではある程度絞られたマーケットに
向けたモノを作っていたわけですが、
今回は全地球規模相手に戦いを挑んだわけですよ。

いや、大袈裟でも何でもなく。

卒業制作では、西洋モノに手を出したのですが、
それって、彼らも満足させるものを
書かなければならないという
一種の気負いみたいなものがあったと思うんです。
今思えば。

ホームグラウンドの中国古代史で
何かやろうと思っていたら、
毎日ストレスで眠れない！　なんていうことも
なかったんだろうなぁ。
中国歴オタなんて、現地の人も含め
折伏してくれるぜ！　みたいなトコロはあるもの。

そういう意味でも未開拓のジャンルに手を出したことは、
とっても勉強になりました。

来年は、未開拓ジャンル日本史に手を出そうかな。
それともホームの春秋戦国に戻るべきかな、そろそろ。