日西　ひがにし　―通信制大学とつれづれ― ちべっと曼荼羅

思いたって通信制大学に通うことにしました。卒業するころには、夢幻のごとくとなっているんでしょうかね……。

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ちべっと曼荼羅

10月に行われる大阪藝術学舎の
「マンダラから見た日本の美術と思想」の
講義を申し込みました。

高校のとき、敦煌の仏教美術に魅せられて
よく模写をしていたのを覚えています。

日本の曼荼羅は全く知らないのですが、
ちべっと旅行をしたとき、こういうものを
時間を忘れてアホみたいに眺めておりました。

一人旅なので、時間は腐るほどあったのです。

ただ、チベット旅行をしたとき
結構うずうずしたのが、
壁画や塑像の修復が雑すぎたこと。
「ワシの方が100倍うまく修復できる！」と
修復技術も碌に知らないくせに
修復したくてたまらなくなって、
ぞんざいな修復作業をする作業員の背中を
睨み付けていたものです。

そして、日本に住んでいては理解できないが
チベットに長く居たから理解できたこと。

それは、仏画の爪の描き方について、です。

向こうの仏画には
必ず「爪の垢」が描かれているのですよ。

何か意味があるのだろうか？　
などと、勝手に深読みしていたのですが、
2週間くらい滞在していたら、
理由が分かるようになりました。

というのはですね……、
どんなに石鹸で手を洗っても
爪の垢が取れなくなるのだ。
爪の垢は自然の理だったのです。（笑）

滞在してみなければ分からないことって
いっぱいあるのです。

また、ちべっと行きたいなぁ……。
ホントは一年でも二年でも、できうる限り
ロングステイしたいと思っているのです。